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2024-05-02 23:05:51

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週刊日本株式アウトルック

メジャーSQ前に2万円視野も、ECB理事会前に伸び悩む公算

2017/09/01
提供:DZHフィナンシャルリサーチ 日本株情報部 東野幸利

来週の株式見通し(2017/9/4〜9/8)

来週(2017/9/4〜9/8)の日経平均株価の予想レンジは19,500円-19,900円。メジャーSQ(9/8)前に2万円回復も視野に入ってきた。ただ、北朝鮮の建国記念日(9/9)が近づくことで、地政学リスクに対する緊張感は続く。ECB(欧州中央銀行)定例理事会やドラギECB総裁会見(9/7)を前に様子見ムードになりやすく、東京株式市場は戻り一服で指数は伸び悩む展開が予想される。一方、8月にさえなかった証券や銀行、保険、不動産といった内需金融セクターには配当が高いものが多く、出遅れなどを理由に買い物が続く公算が大きい。

ドラギECB総裁はジャクソンホール会合では金融政策への言及はせず、ユーロ買いを一段と強める要因となった。それだけに、今回はユーロ高をけん制する発言に注目が集まる。「テーパリング(量的緩和の縮小)」に対する慎重姿勢が強ければ、ユーロ安に反転する可能性が高く、ドル買いを通じて円安進行が見込めそう。一方、ユーロ高がさらに加速する場合は、足元の円安・ドル高は一服することになりそうだ。そういった不透明感が強い為替市場と相対的に関係が薄い内需系銘柄は消去法的にも物色しやすい。
基本は小型株優位の地合いが続きながらも、大型株はリターン・リバーサルを中心とした売買が中心だろう。
国内の経済指標では、7月景気動向指数(9/7)、4-6月期GDP改定値、8月景気ウォッチャー調査(9/8)などが注目材料。
海外の経済指標やイベントでは、米8月ISM非製造業景況指数やベージュブック(地区連銀経済報告)(9/6)などを通じて米利上げ観測が一段と強まるかどうか。中国8月貿易収支(9/8)からも目が離せない。

日経平均株価(図表1)は200日移動平均線(19,349円 8/31現在)付近でいったん下げ止り、反発に転じた。4/17安値(18,224円)から6/20高値(20,318円)までの中値となる19,271円処が安値として意識されたようだ。
このまま年初来高値更新の可能性も十分あるが、4/17安値からの上昇のようにマドをともなうような強く勢いのある上昇でないと、早々には2万円突破は難しい。25日移動平均線(19,708円 8/31現在)や75日移動平均線(19,881円 8/31現在)までのアヤ戻しのあとに、一段安となる調整パターンが続く可能性は現時点では十分ありえるといえよう。

過去の値動きから想定される下値メドは、3/2高値(19,668円)から4/17安値までの中値となる18,946円処、3/2高値からの下げ幅を6/20高値から当てはめた18,874円処が挙げられる。

TOPIX(東証株価指数)が8/29の下落によって、昨年11月のトランプショック時の安値を起点とする中期の右肩上がりのトレンドライン上にタッチした。すでに、トレンドラインを割り込んでいる日経平均株価は、同じタイミングで中期のフシとなる200日移動平均線にタッチした。両指数ともに安値を付けるタイミングになるかどうかが注目される。

図表1:日経平均株価の日足チャート(2016/10/3-2017/8/31)
  • 出所:BloombergよりDZHフィナンシャルリサーチが作成

来週の主要な国内経済指標の発表やイベントは、8月マネタリーベース(9/4)、10年国債入札(9/5)、7月毎月勤労統計調査(9/6)、8月都心オフィス空室率、7月景気動向指数(9/7)、4-6月期GDP改定値、8月景気ウォッチャー調査、8月企業倒産件数、メジャーSQ算出日(9/8)がある。

国内の企業決算では、ピジョン(9/4)、三井ハイテク(9/6)、積水ハウス、くらコーポ(9/7)、日本駐車場、エイチーム、イトクロ、コーセル、カナモト、丹青社(9/8)などが発表を予定している。

一方、海外の経済指標の発表では、中国財新8月PMIサービス業、豪州準備銀行理事会、米7月製造業受注(9/5)、豪4-6月期GDP、米7月貿易収支、米8月ISM非製造業景況指数、ベージュブック(9/6)、ECB定例理事会(ドラギ総裁会見)(9/7)、中国8月貿易収支、米7月消費者信用残高(9/8)などが注目される。

米企業決算は、ヒュ-レット・パッカード・エンタープライズ(9/5)、クローガー(9/8)などが発表を予定している。

なお、9/4の米国市場はレーバーデーのため休場となる。

来週の注目銘柄(2017/9/4〜9/8)

銘柄
コード

銘柄名

目標株価(円)

ロスカット
株価(円)

注目ポイント

2181

2,500円

2,090円

人材関連のサービスを手がける。7月にテンプホールディングスから社名変更。 第1四半期決算は前年同期比で営業減益となったが、ブランドの変更に伴う費用やシステム投資などの影響が大きく、本業の方は順調に推移している。売上高は2桁増収を達成した。政府の「働き方改革」推進や、企業の旺盛な求人需要などから、事業環境は良好だ。株価は調整局面が続いているが、短期底を切り上げ始め出直り基調にある。一目均衡表では雲を突破したあとも高値もみ合いが続いており、6/21高値(2,295円)や、5/18高値(2,353円)更新にやる気満々の強さを示している。当面の上値メドとなるのは、2015年12月高値(2,030円)から2016年2月安値(1,285円)までの下げに対する倍返し2,770円処となる。ターゲットは2,500円、ロスカットは2,090円

6184

1,900円

1,580円

葬儀や仏事関連のポータルサイトを運営する。高齢化が進む中、「終活」、「ライフエンディング」など、人生の終わりの準備に関する関心が高まりつつある。日本経済新聞でも8/21から「大終活時代」と題した特集記事が掲載された。同社はそれらの情報提供という点でパイオニア的立場にいる。業績も好調で、2018年1月期の第1四半期(2-4月)の営業利益は前年同期比40%増と大幅増益を達成した。潜在的な需要は高く、今後も業績拡大基調が続くと見込まれる。株価は今年の4月に2016年4月高値を上回り騰勢を強め、6/19には1,949円の高値をつけた。その後は利益確定売りに押される展開が続いていたが、再び25日移動平均線を上回っており、調整一巡感がうかがえる。一目均衡表でも雲の上限にタッチする水準まで回復しており、底打ち確認から6/19高値に向けた動きを想定したい。ターゲットは1,900円、ロスカットは1,580円  

7148

1,390円

1,120円

課税繰り延べメリットのオペリース投資商品で成長。会計事務所や地方銀行などと提携。信託などへも多角化を推進している。2017年9月期の第3四半期(累計)連結売上高および各損益は過去最高を記録。採算性の高い案件の組成・販売が続いており、通期営業利益も133.0億円(従来予想129.4億円)に上方修正した。航空機案件については、大口案件の獲得や新規顧客の開拓が進展するなど回復基調を強めており、第4四半期は四半期ベースで過去最高の組成額に迫ると会社側ではみている。株価は出来高の増加がみられず伸び悩みもみせるが、もみ合いが煮詰まってきており再動意は近い。7/31に形成した大陽線のレンジ内で推移しており、7/26高値(1,281円)を更新していく一段高を想定。2015年高値以降で形成される右肩下がりの上値抵抗線付近を推移していることもあり、ここ短期的な動意がみられれば中期的にもパフォーマンス向上が見込めそうだ。ターゲットは1,390円、ロスカットは1,120円

7974

39,500円

35,060円

「Nintendo Switch」の販売が堅調に推移している。2018年3月期の第1四半期(4-6月)の連結営業損益は162億円の黒字(前年同期は51億円の赤字)で着地。「Nintendo Switch」の販売台数は197万台、ソフトウェアの販売が「マリオカート8 デラックス」を中心に814万本となり、業績をけん引した。ゲーム情報メディア「ファミ通」は8/24、「Nintendo Switch」発表当初から発売が期待されていた「スプラトゥーン2」の国内推定累計販売本数が100万本を突破したと発表。若年層の男性を中心に支持されているもようだ。決算発表直後の7/27の株価は買い気配の反応から上値を伸ばしたが、年初来高値(39,530円)を前に数日伸び悩み、決算好感で形成したチャート上のマドを埋め戻す格好となった。ただ、そこから値幅調整が深まることなく、25日移動平均線と75日移動平均線の間で小動きが続いており、年初来高値に向けて再動意に期待できる。ターゲットは39,500円、ロスカットは35,060円

9104

450円

306円

海運大手。鉄鉱石船、LNG(液化天然ガス)船中心に不定期船に定評あり。コンテナ船事業での旺盛な荷動きや運航コスト削減効果の実現などによる損益改善が続いている。2018年3月期の第1四半期(4-6月)の連結営業損益は11億円の黒字(前年同期は36億円の赤字)で着地。決算発表時には上期(4-9月)の連結営業損益予想を従来の40億円の黒字から100億円の黒字、通期予想は従来の90億円から180億円に引き上げた。新たな収益柱の育成を目指し、LNG船や洋上風力発電などの事業を強化している。株価は25日移動平均線をサポートに直近高値(353円)を更新した。これで7/12の戻り高値(363円)が視野に入ってきた。7/12高値を上回ることができれば、年初来高値(389円)を起点とした調整が完了し、新たな上昇波動に入った可能性が高まる。業種別では海運セクターの8月の上昇率は32業種中で相対的に高いパフォーマンスとなっている。週足では一目均衡表の基準線を上回りつつあることに加え、出来高面では過去の実績値から依然として増加余地は大きいとみられる。ターゲットは450円、ロスカットは306円

出所:DZHフィナンシャルリサーチが作成

  • 注目銘柄採用基準・・・ 東証1部上場銘柄で8/30現在、時価総額が100億円以上、株価が75日、200日移動平均線を上回っている、今期増収・営業増益予想(日経予想)中から、テーマ・話題性などを総合的に考慮してピックアップした。
  • 「目標株価(円)」・・・一目均衡表分析の値幅観測やフィボナッチ、株価の過去の節目などを基準に総合判断。
  • 「ロスカット株価(円)」・・・一目均衡表や移動平均線、株価の過去の節目などを用い総合判断。
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
  • ※NISA口座で上場株式等の配当金を非課税で受け取るためには、配当金の受領方法を「株式数比例配分方式」に事前にご登録いただく必要があります。

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